【英語学習の道標vol.3】潜在的な英語力と、見かけの英語力

今回の道標は英語力の伸び方に関してです。

これから英語を勉強しなおそうとする初心者の方には、
途中で挫折しないためにも読んで頂きたいトピックです。

英語学習に大切な要素の一つとして「継続」と言うことを
書いてきましたし継続カテゴリでは継続させる方法について書いています。

実は英語力の伸び方も継続の阻害になっていると私は感じます。
今回は「英語力の伸び方」に焦点をあてて書いていきます。

初心者がどのくらい学習してから英語力が伸びたと感じるのか?

1つここで質問します。

英語の学習を初心者が始めて、どの程度やれば成長を感じると思いますか?

数多ある英語教材では「1週間で」「30日で」といった表記の教材もたくさんあります。
出来るだけ短期間で英語力が伸びたら嬉しいですよね。

私の答えを書きますと「1週間でも」「30日でも」
効率はどうであれ、やった分なりの英語力は伸びていると思います。
(何だそのセコい答えはというツッコミはなしで!)

ただし問題なのは成長を感じることは、その程度では出来ないだろうということです。

私は成長を感じるまでの期間は最低でも3ヶ月ぐらいは必要と感じています。
実はこの3という数字はマジックナンバーで、
仕事などでも3ヵ月後、3年後が仕事に慣れてくるときでもあり、
退職の危険性のある時期とも言われてますよね。

3ヶ月というのは、時間にすると大体200時間ぐらいの勉強量と見立てると分かりやすいかもしれません。

1日2時間程度ですので仕事などの合間にするにはきついと感じるかもしれませんが、
私の経験ではこの200時間程度の時間量で、成長を感じました。

もし1日1時間ペースで学習するなら、成長を感じるには6ヶ月程度かかると思うべきでしょう。

これは私の経験ですが、私は英語学習をやり直し始めたときTOEIC400点程度の実力だったのですが、
3ヶ月間真剣に勉強して3ヵ月後に600点を突破しました。

そのTOEIC600点を超えた経験は、まさにブレイクスルーポイントでした。

点数にも表れたのと同時に、TOEICで900点を越えるレベルは想像すらできなかったのに、
その時に、到達点のレベルがしっかりと見えていたのを覚えています。

次の項目でも書きますが、英語力というのは成果が表れにくいです。
ですので最初の3ヶ月(200時間)は、能力の伸びを気にせず
流れ作業(ある意味仕事)と思って、取り組むぐらいの気持ちを持ったほうが良いでしょう。

まずは3ヶ月(200時間)!とにかくやってみよう!

英語力の伸び方

では、英語力の伸び方はどういう感じなのかイメージ図を示します。
1つ目の図は、継続して学習した場合のイメージです。
伸び方1 

赤字は潜在の英語力の伸び方としていますが、継続して英語学習を続けていると仮定しています。

ここで注目して欲しいのが、
「潜在の英語力」と「感じる英語力」のグラフの動きの違いです。

普段の学習で確実に英語力向上に進んでいるのですが、
自分に見える英語力の向上は緑色の線のような感じになります。

ブレークスルーポイントとなるのは、
「TOEICで高得点を取った」
「外国人に話しかけられて答えられた」
「パッと単語が出てきた」
など成果を実感したときですが、なかなか表れてきません。

たくさんの方が一つ目のブレークスルーポイント(200時間程度の継続学習後)
に表れるものを経験できないため、途中で諦めてしまう事があります。

その結果、次のイメージ図のようになっています。

英語力というのは残念ながら低下もします。
よく英語はゴルフなどのスポーツ等と例えられますが、
練習して無いと、どんどん下手になっていくのは分かると思います。

ブレークスルーポイントの感じる大きさやポイントは人それぞれに多少のズレがありますが、
大切なことは潜在的な英語能力は本当に見えにくく感じくいと思って欲しいです。

最悪なのは2つ目の図のように中々見えないものの制で
「英語力の低下」を作ってしまい、見かけも全然伸びた気もせず
潜在の能力も中々上がらない状態です。

そして、英語力の向上が表に表れたときは、是非思いっきり自分を褒めてあげてください。

誕生日のようになかなか来ない経験ですので、貴重な体験です。

そうすることで、次のブレークスルーポイントも、またきっとすぐに表れるはずです。
その喜びを感じるためなら頑張れると思いませんか?時間を掛ける価値があると思いませんか?

そうやって良いサイクルを築くことも英語学習の重要なポイントです。

4 Responses to “【英語学習の道標vol.3】潜在的な英語力と、見かけの英語力”

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