【英語学習の道標vol.1】英語力とはどういうものか見つめなおす、英語能力の4象限

このページに来る人は「よし英語を上達させよう」「頑張ろう」と意気込んで、何から手をつけようか探しに来る方が多いと思います。しかしながら、最初に「英語力って一体どういったものなのか?」明確にしておかないと、結局自分は何をすれば、自分の目標に辿り着けるのか分からなくなります。

英語力とは何かをしっかり見つめる

何も理科室で実験しようという試みではありません・・・(スイマセン面白くなくて)

英語学習の記録を公開しており、ある程度の成果を紹介できるようになってから、たくさんの方から「英語ができるようになりたい」ということで相談を受けるようになりました。

でも、実際に「あなたが言う英語ができる」ってどういうことなのでしょうか?

ここがしっかりしていないと英語という大きな海原で、目標を見失ってしまい、気力も失い、 いつまでも漂流したままになっている人が、あまりにも多くいると思います。

ということで、英語力っていったい何なんだろう?って再度確認してみたいと思います。

再確認することによって、どのように学習したら効率がいいかを見直すことが出来ます。
英語の学習をしていて、不安や疑問に当たったら「英語力そのもの」をもう一度見直してみましょう。

しっかり見つめなおす事で、あなたの航路を明確にして下さい

英語能力の4象限

英語能力の4象限ってかっこよくつけましたが、4象限って言われて何のことかわかります?

そうです。その通り。

4象限とは 「Listening / Reading / Speaking / Writing 」のことです。

言語を使ってコミュニケーションをするにあたり、この4能力を習得する必要があります。
この4象限、もう少し詳しく見てみましょう。図にすると分かりやすいと思います。

eigoryoku

この4つの能力は、「インプット」か「アウトプット」か、
「音の世界」か「文字の世界」かによって大きく分けることが出来ますね。

コミュニケーションにはこの全ての能力が出来ていることが、もちろん最終の目標ですが、学ぶことに関しては順番というものがあります。

(1)(2)⇒(3)(4) インプットからアウトプットの世界へ

日本語を考えてみましょう。

あなたが聞いたことのない単語や理解してない言葉に対してアウトプットが出来るでしょうか?

恐らく特殊能力がない限り、不可能だと思います。

ですので、まずはインプットを多量に浴びてしっかり基礎を固めることが大切だと思います。

もちろんアウトプットも大切です。

しかし、アウトプットはこの⇒(赤い矢印)の練習をするだけです。赤い矢印を練習するだけと書きましたが、逆に言うとインプットがあって、この流れがあって始めてアウトプットが可能と考えたほうがいいでしょう。

その為、いきなり話したいという欲求があっても、そこに到達するために多くのステップがあり、やはりいきなりは負荷が高すぎると感じます。

多量のインプットがあることで⇒(赤い矢印)に載せて、アウトプットをインプットの量から高めることが出来ます。

(1)(3)⇔(2)(4) 音の世界から文字の世界へ(負荷の強度は反対)

人類の文化の歴史をみてみると、話し言葉が先にあり文字が発明されました。

文字というのは、音の世界を「見える世界にした発明」といえますね。

ですので文字の世界だけで学ぼうとしても言語の本質を知らないということになります。

ここで言いたいのは音のない世界での言語の学習は物凄くナンセンスであるということです。

音のない世界だけの学習は、音で理解するという部分が欠落し、もったいない部分があるいうことだけ意識しておけばいいと思います。一方、この音の世界から文字の世界へという部分では、文字は後から生まれた発明と書きました。発明というものは人に対して便利にするものです。

そこから実は文字の世界の学習のほうが楽で負荷が小さいです。というのも音の世界は、一瞬に消えてしまうのでスピードが速く時間がないのが特徴です。

リーディングやライティングの場合、自分のペースで読んだり書いたりできますね。そこには辞書の力を借りたり、いろいろな参考書を使うことも出来ます。

ですので「適度な負荷」という観点から見れば、初心者が英語力を上げていく上で、文字の世界から学習するほうが最適な負荷を作りやすいと言えます。

ただ負荷は軽いですが、時間は要するのが欠点です(効率を重視したいかたは嫌になる方も多いでしょう)。ある程度の時間を掛けなければならないというのは避けては通れない部分ですが、負荷が軽い分、如何に有効に時間を当てられるか? そしてその中に、音の世界の学習も付け足せるかが鍵かと思います。


うんちく臭い記事ですが、ふ~んといった感じで見ていただけると幸いです。

結論としては
・インプットからアウトプットの流れで学習する
・文字の世界の学習の方が負荷が軽いが時間がかかる
・また言語学習で文字の世界だけの学習はナンセンス

こういったことを頭の中に入れておいて、いざ英語力を高めるには何をしたらいいか考えると良さそうです。

私の学習法の進め方では、4象限でも順番を意識して効率よく英語力アップを目指す方法を書いていきます。

では、具体的な英語学習法(学習の流れの全体像)に関して書いていきたいと思います。

6 Responses to “【英語学習の道標vol.1】英語力とはどういうものか見つめなおす、英語能力の4象限”

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  5. 翻訳家 より:

    Listening / Reading / Speaking / Writing の図は確かに的を得ていると思います。私ももう少しReading、Writingを勉強しなければなりません。

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