【ENGLISH QUEST Method その7-2】英語学習のコア 音読「Game Reading Method/ゲームリーディングメソッド/GR法」と注意点

English Quest Methodその7の項目『音読』です。

【英語学習の道標vol.2】英語上達のゴールへ向けた英語学習の全体像でも
書いたように音読は、独学での英語学習の中でコアになります。

前回は音読の効果に関してウンチク臭く書いてしまいました。

今回は音読の具体的方法と注意点について書きたいと思います。

私の学習法のコアは何度も言うようですが「音読」です。
ですので、全ての学習時に「声に出す」という意識は忘れないで欲しいと思います。

ran式音読『Game Reading Method/ゲームリーディングメソッド/GR法』

私自身も音読するのはいいけど悩む点はいくつかありました。 「一つの文を何回音読すれば良いのか?」 「どういう方法で音読すれば良いのか?」などです。

そういった疑問を感じながら自分なりに音読学習を実践して、
私なりにアレンジして決めた方法が
『Game Reading Method/ゲームリーディングメソッド/GR法』です。
(分かりやすくイメージするために名前を付けました。以降GR法と短く書きます)

注意点は後回しにして、早速どのような手順を踏むのか説明します。

0.音読する素材は、ネイティブの音声があるものを用意する

これは、前置きですがネイティブ音声がある教材で最初は発音を間違えないように
音読する準備をして欲しいと思うため書いています。
ちなみに音声が入らない教材は発声せずに学習すれば良いのか?というと
答えは『否!』で、どのような教材でも発声して学習したほうが効率が良いです。

これから音読を始める方はまとまった文よりも
良質な1文がたくさん載っている教材をオススメします。
まとまった文だと、私の推奨する『GR法』は使えません。
一つ目の教材としては、私はDUO 3.0をオススメします。
語彙増強にもなり一石二鳥で、例文も実際での使用頻度もかなり物です。

ここから先は1文づつ取り組める教材を利用するとして話を進めます。

1.例文の音声を聞き、英文を見ずに理解できたか確認する。

音読とは直接関係ありませんが、まずはリスニングが出来ているか確認してください。
音読ではリスニングにも確実に効果が出ますので、その成果を感じるためです。

音声だけで英文が単語レベルで全て分かるなら○
一部、単語で分からないのもあるが概ねの意味が分かったなら△
全く理解できない。かなり苦しい場合は×

を付けます。

上記の結果がどうであれ、さっさと日本語を見るなどして英文の意味を理解してください。
頭に英文の内容がイメージできるようになれば次のステップに移ってください。

2.再度、例文をCDで聞き発音やリズムをイメージ、文を見ながら音読する。

まずは文を見ながらの音読です。
音声をもう一度聞き、今度は発音やリズムに集中してください。

そして、英語文を見ながら英文の意味をイメージして音読を3~5回繰り返します。

3~5回としたのは次のステップに移行できるかで決まってきます。
自分で調整してください。
この方法は何回かサイクルすることで理解力と定着率がどんどん増していきます。

3.例文をみずに音読、暗唱音読

ステップ2からステップ3で急にレベルが上がると思います。
しかし、音読をやるに当たって重要で結構しない人が多いステップがここです。
文字の助けがある音読と、頭のイメージから発する音読はかなり違い負荷も結構高いです。
ただ音読練習では避けているといつまで経っても成長しないと思っています。

ステップ2はこれをするために取り組んでいると思ってください。

ステップ3の音読は2回続けて出来て終了です。
ここで、2回音読できたら1サイクル終了です。次の文に移ってください。

出来なかったらステップ2に戻り、音声を1回聞き英文を見て内容をイメージしながら
音読して「いけると思えば」ステップ3に再挑戦してください。
暗唱音読が出来るまで2と3を繰り返します。

ここまで3ステップがステップ段階での音読方法です。

この方法では文によって音読する回数が変わってきます。
最初に「何回音読すればいいのか?」という疑問に悩んだと書きましたが、
この方法は音読する内容(レベル)と、その人の能力(レベル)によって回数が変化します。

私は英語学習での3つの重要な要素として『適度な負荷』を上げていますが、
この音読方法ではすべてに一律の音読回数を設けないことで『適度な負荷』を実現しています。

またステップ2からステップ3に移行するために暗唱できる状態にしなければなりません。
ゲームのように次のステップに行くために、何回か練習する工程があって
「敵を倒す」「面をクリアする」ステップを越えようとすることからGR法と名づけています。
ゲームのような挑戦的姿勢とやりこみ感を、このメソッドでも感じて欲しいと思います。

1.の項目でリスニングで○△×のチェックを付けました。
これは次回もう一度、同じ教材をサイクルするときに使います。

サイクルしたときは1回目とは同じ負荷でやる必要はありません。
どんどん経験値が増して英文をクリアするのに楽になっていく感覚を味わってください。

1つの英文をクリアできるパターンは一つだけです。
○印が付いていて、もういちどステップ1のリスニングを実施し理解できた場合。
再度○印をつけ、1回ぐらい音読をして次の文にいきましょう。

それ以外の場合はステップ2からの工程を行います。
そしてどんどんサイクルしていくうちに○が2連続で付いている英文が増えていきます。
全ての文にならずとも殆どの文で2連続○がついたら、
その教材をコンプリートしたと考えてください。

その時にはかなりの力が付いていることが実感できると思います。

『GR法』、もしくは音読実施時の注意点

このページの最後に音読の注意点をいくつか書いておきます。

1.やっぱし発音は先に習得しておいたほうが良い
音読学習の前に、発音学習を進めておいてください。
間違った発音で、どんどん音読していくほど残念なことはありません。
また私の音読法では、音声を聞いて真似て音読しますが、発音が理解できていないと
そこでも相当なストレスを感じてしまうと思います。

2.『GR法』の方法は一つのメソッドなので、自分なりにアレンジは全然あり
何か一つの提案がないと取り掛かるのに迷われる方がいると思ったので
一つの提案をしましたが、是非自分なりにアレンジしてみてください。

重要な点は方法ではなく、何故その方法をするかの本質です。

音読と一つの言葉で書いてしまうと大切なものが分からないし、
たくさんの人がいろんな方法を推奨していると思います。

私の音読法の一つの本質は
「文字から離れたレベルで音読できるようになる」です。

つまり頭の中でイメージしたことを英語で発声できる。このレベルを目標として
その為に、文字のサポートや音声のサポートを受けて音読トレーニングします。

1つの例を挙げると、私はステップ3で暗唱できなかったらステップ2に戻れと書きましたが、
ステップ2をアレンジして、音声サポートで暗唱してみるのも良いでしょう。

とにかく方法論に拘らず、音読でどのレベルにするのかを意識して下さい。
私はしつこいようですが「文字から離れた(暗唱レベルの)音読」が出来て
音読のゴールと思っています。

3.疲れるまえにやめよう(笑)、でも習慣付けよう

正直声に出してのトレーニングは疲れやすいと思います。
ですので一回にそれ程多くの量は出来ないかもしれません。

音読方法を推奨している書籍や記事を見ますと、結構量が大変で
毎日するのに相当な気合と行動力を必要とすると感じます。
学習のやり始めはモチベーションがあるので良いですが、絶対破綻すると思います。

音読メソッドは正直面倒くさいです。
でも少しの量でしたら毎日声に出してトレーニングするのはカラオケ気分でストレス発散になります。
ストレス発散になるぐらいの分量を毎日する程度で良いと思います。
時間にすれば30分程度でしょうか?

4.たまに音読した自分の声を聞いてください

いつも聞いてると嫌気がさしてくると思いますので(笑)、
たまに聞いてみてください、自分の発したものが良いか悪いか判断するには
自分で聞いてみるのが一番良い方法です。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ