【ENGLISH QUEST Method その4-2】多読・精読(リーディング)の進めかた

English Quest Methodその4の項目『多読・精読』です。

1回目は、多読の効果について書きました。
今回は、実際の多読の進めかたについて記事にします。

最初はとことんやさしい本から始める

英語が出来る人に、オススメの英語の本を聞いた時、
「シドニーシェルダンが面白くて簡単なのでオススメだよ」と
次の本を紹介されました。
Master of the Game
Master of the Game
きっと英語が出来る人にとってみると結構簡単な本なんだと思います。
ただし殆どの英語学習者にとってこの本を薦められると
英語って難しいと感じ挫折のもとになってしまいます。

多読を始めるときは、これでもかって言うぐらい
簡単なものから薦めるのをオススメします。
出来れば、簡単だなぁと思い消化不良を起こすぐらいのほうが良いです。

旅行などに行ったとき、1日程度の滞在であまり周れなかったとき
消化不良を起こして、「また行きたい」と思ったりしますね。
そんな感じで、少し消化不良にしておいて「また読みたい」と思わせることで
多読が好きになり、継続でき、英語学習を強力にサポートします。

ちなみにMaster of the Game にもいつか挑戦する日が来ると思います。

私が多読初心者に何を薦めているかというと
ビッグファットキャットシリーズの物語本です。
Big Fat Cat and The Mustard Pie (BFC BOOKS)Big Fat Cat GOES TO TOWNBig Fat Cat AND THE GHOST AVENUE (BFC BOOKS)BIG FAT CAT AND THE MAGIC PIE SHOP ビッグ・ファット・キャットとマジック・パイ・ショップ (BFC BOOKS)Big Fat Cat vs. MR.JONES (BFC BOOKS)ビッグ・ファット・キャットとフォーチュン・クッキー (BFC BOOKS)BIG FAT CAT と雪の夜 (BFC BOOKS)

ビッグファットキャットに関しては、書店で目にしたひとも多いと思います。
当時は世界一簡単な英語の本として注目されて良く売れていました。

私も何気に当時買った人なのですが、その文法理論よりも
多読への入門書として、洋書を読むことへの喜びと
読み方のレクチャーまである本で多読初心者にピッタシだと思います。

参考
No. タイトル YL 語数
1 Big Fat Cat and The Mustard Pie 2.5 1,700
2 Big Fat Cat GOES TO TOWN 3.0 4,000
3 Big Fat Cat AND THE GHOST AVENUE 2.0 3,927
4 BIG FAT CAT AND THE MAGIC PIE SHOP 2.0 8,316
5 Big Fat Cat vs. MR.JONES 2.5 4,500
6 ビッグ・ファット・キャットとフォーチュン・クッキー 2.5 7,000
7 BIG FAT CAT と雪の夜 2.5 9,200
全部読むと38,643語読むことになります。

他にも私の読んだ洋書でたくさんの推薦書がありますが、
慣れてくると自分が読みたい本でレベルをチェックして探すのがいいでしょう。
もちろん口コミなどを参考にするとハズレを引く確率が下がりますので、
参考にすると良いと思います。

是非、私のブログのレビューも参考にしてください。
洋書多読で英語学習 タドキストになろう!

多読の方法(本を読むときの進めかた)

本の読み方なんて、強制するものではないし、
好きなように読んで欲しいと思いますが、 初心者の方は英語ということでモヤモヤすることも
多いと思いますので参考に書いておきます。

・辞書の使い方
「辞書を使うな!」という原則に則って多読を実践している方も多いと思います。
私も本を読んでいるときは辞書をなるべく使わないで欲しいと思っています。
これは「本を読むときの流れをより意識して欲しい」「本に没頭することで」
読書スピードが上がることと、「Guess/推測」する力も付けて欲しいと思うからです。

ただし、どうしても単語の発音が気になる時、何度も出てきてその単語を
「Guess/推測」していて確信が持てないときは、積極的に使うべきだと思います。
なるべく読書の流れを殺がないように、すぐに調べられる電子辞書をオススメします。

・多少は諦めるな!でも辛いならやめろ!
これは一冊の本を読むときの姿勢です。最初読み始めるとき、
この本は自分にとって面白くない、興味ないとなり読書欲が出ないときがあります。
そんな時は、「さっさと読むのをやめて他の本を」読むのが最善策です。
興味の無い(没頭できない本)を読むほどつまらないものはありません。

ただ一点、本を保護しますと、最初のページの方は導入部で誰にとっても
つまらなく読みにくいものです。少しだけ我慢してみようという気持ちも
余裕が出てきたら持ってみてください。(珍味を食べる感覚です)

一つ目の目標点は100万語、いや200万語か?

多読の第一の目標として100万語とよく言われます。
確かにきりが良い数字で、それなりの読書量です。
また一般的な英語学習者が多読を始めると1年で100万語ペースになりますので
1年間の目標として使いやすいです。

私としても賛成ですが、100万語で満足しないほうが良いと思います。
そのまま一気に200万語ぐらいいくと効果の感じどころが違ってきます。
もちろん英語学習を多読だけで済ませることは出来ないと思っているのですが
少なくとも多読を一つの習慣として続けられるようになるにはこの程度だと思います。

200万語、300万語と超えて言った私は、きりの良いところは
意識しますが、もう多読は一生涯のものだなと感じるようになりました。

英語学習抜きに考えるようになるとゴールだと思います。
(つまり読みたい本を選ぶときに、英語/日本語の違いが気にならないレベル)

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