【スーパーエルマー】の教材評価・レビュー・特徴・ポイントなど

日本語と英語の言語自体の違いの一つに語順があります。
しかも全く逆の関係になっているため、
英語を日本語に翻訳して理解しようとすると「語順」を入れ替える必要があります。

そういった「返り読み」をすることで理解に時間が掛かるといった
日本人の欠点を解消するために作られた教材です。

同じような聞き流し教材の中でも、理論的な独自方法があります。

特にTOEICのスコアアップに効果ありと書かれているのは、
この返り読みを解消することで、スピード勝負のTOEICで
無理なく問題が解けるようになるためでしょう。

スーパーエルマーが提唱する、返り読み改善のメソッドはSIM同時通訳方式と読んでいます。

これは
英文をセンスグループ（意味のまとまり）ごとに句切り、
そのセンスグループごとに、「英語の語順」に沿って読みます。

I was reading a book / which my father gave me / yesterday.
上記、例文ではスラッシュで区切るようにします。

それをうまく行えるように作られたものがスーパーエルマーです。

仕組みはHop、Skip&Jumpで同じ文章を3回の方法で聞きます。
また、先ほどのSIM同時通訳方式で英語を理解できるように音源も、
スラッシュで区切られる部分で流れます。

そしてHopでは区切られた部分ごとに英語⇒日本語と音声が流れ、
英語の語順のままで日本語の補助を使い内容を理解します。
Skipでは日本語の部分がポーズになっていて、自分で頭で内容をイメージする訓練をします。
Jumpでいよいよ元の英語をそのまま聞きます。
Hop,Skipで訓練したものをもとに英語の語順の理解「ネイティブ思考法」で理解できます。

これを続けることにより、英語を英語の語順のまま理解する癖がつきます。

結果として、英文理解のスピードも上がる。リスニングも正確に早く聞き取れる。
英文を書くときや話すときも、英語の語順で文を組み立てることができます。

・注意点

もうすでに英語の語順で考える癖がついている方には必要のない教材でしょう。

あと、英語の区切りで日本語が流れるのでやや理解しにくい部分があることが
ストレスを感じる人もいる模様です。

しかしながら、数あるリスニング教材の中では、
しっかりとした理論に基づいて作られているので、
目的が会っている人には使いやすい教材といえます。

教材にはCBSコースとVOAコースがあります。

CBSコースは上級向け、VOAコースが初中級向けになっています。
自分の実力もそうですが、内容も確認して楽しめそうなほうを選ぶものいいと思います。

10日間の無料視聴が出来ますので、まずはそちらで試してみるといいでしょう。