【ENGLISH QUEST Method その2】文法学習のやり方

English Quest Methodその2の項目『文法』です。

英語学習の中でも、厄介と思われる内容でもある
文法について学習法を紹介したいと思います。

そもそも英語の文法なんて必要なの?

この議論は結構されていてネット上でもよく必要性について論議されています。
よく言われるのは「ネイティブは、文法なんて学習せずに自然と身についたのだから、
英語を扱うのに必要ないのではないか?」ということです。

私がここで訴えたいのは文法を知っていることで
どれだけあなたの英語力の手助けになるか知って欲しいということです。

英語をスポーツやゲームに例えると、文法はルールブックのようなものです。
ルールを知らずにスポーツをすることを想像してみましょう。
またルールを知らずにゲームをやってもちっとも面白くありません。

逆にルールをしっかりと押さえておけば、
その知識は強力にサポートしてくれると思いませんか?

また英語はビックリするほど文法(ルール)に厳しい言語です。
そのおかげで扱いやすく、使いやすい言語として世界中で広まっているともいえます。
語順を少し変えてしまうだけで意味が変わるなど、厳しい文型のルールもあります。

そういった意味でも初期の段階でルール(文法)をしっかり攻略しておくのは
英語学習の上で得策といえるでしょう。

長い前置きでスイマセン。
英語では文法嫌いの方が多いため、
少しでも文法学習の大切さを感じて欲しいと思っています。



文法学習の進め方

では、本題です。

まず学校教育の文法学習を思い出すと嫌になる方も多いと思います。
難しい日本語(仮定法・過去完了系・同格などなど)もあって、
また覚えることがたくさんある座学の学習は嫌だなと感じる方も多いです。

私はそんな風に文法を別カテゴリの学問のように勉強するから
嫌いになるし、身につかないし、非効率だと思っています。

私の文法学習法は、音読に組み込んでしまっています。
つまり自分で声に出して、文法の内容を体感する方法です。

具体的な方法は、

1.ある程度英文法全体を網羅した文法書を一冊買います
(オススメの文法書に関して、後で説明します。)

文法書で必要なのは正しい解説と、網羅性と
使用例として軽い例文が載っているもの を使ってください。

ここでは私も使用した総合英語Forest 6th edition を使って説明します。

2.解説に関しては1回読む程度で、あとは例文を音読する

音読方法に関しては、音読セクションで説明しますのでそちらを参考にしてください。

解説は覚えようとするのではなく、「はぁ~そうかぁ」ぐらいに眺める程度でいいです。
あまり、1回で覚えようと時間をかけないでください。
また知っている内容は解説を飛ばしてしまっても構いません。

特に知っている内容であれば、例文の音読トレーニングのつもりで進めてください。

重要なことは、文法用語を知っているかではなく、
音読時に暗唱をして正しく文が組み立てられているかです。
それが出来るまで音読を続けてください。(音読セッションでも詳しく説明します。)


文法は項目が多いのでゆっくりやっていると膨大な量に疲れてしまいます。
さくさくと音読して先に進めるのが攻略のコツです。

そしてとにかく文法書を1周してください。

フォレストは30程度の項目分けがされていますので、
私の手順でやれば1項目30分程度で1ヶ月程で1周進めます。
すでに文法知識のある方はもっと早く済むかもしれません。

3.納得行くまでサイクルする

1周したら、もう一度例文音読を最初から再開します。

ここでは以前より文法の使い方には詳しくなっているはずですので
1回目のように解説を読まなくても、サクッと進むところもあるでしょう。

文法というものはルールですので、大きな変化はありません。
たくさんの新しい英語書籍が毎年発売されますが、
あれこれ書き方の変わったルールブックを読んでも意味はありませんし得策ではないです。
ですので1冊をサイクルするのが賢いと思います。

なかなか体が覚えこまない部分もありますが、
そこは我慢して、学習中は暗唱できるように(文法を使えるように)
くるくるとサイクルします。

ちなみにフォレストでは、日本での解説や日本語訳が載っていますが
あくまでの最初の理解の補助と思ってください。
暗唱の時は、その文章のシチュエーションをイメージして暗唱するのがコツです。

以上の3ステップです。
結局やって欲しいことは、文法書に載っている例文を自分で扱えるようになって欲しいということです。
それが出来れば、意外と文法書に載っている文も普段の会話などに十分使えます!

学問の文法から⇒利用する文法へシフトチェンジしましょう!

一定期間の文法学習は、学習の初期段階で1~3ヶ月で終了させましょう。
短期間で習得できるのが文法です。
是非、学習初期にやっておいて学習後期に活かせるようにしておきましょう。

ここでの土台作りが後々の学習に響いてきます。

なかなか良本がない文法解説書

文法の解説に関してはどうも分かりにくい本が多いです。
著者がどうも専門的な感じで書いてしまう制かもしれませんね。

文法書を買うときは、必ず本屋で実際のものを立ち見程度で見てみることをオススメします。

またもし買った本で、どうも解説の書き方が馴染まない場合は
すぐに馴染めるものに変えた方がいいです。

文法学習は一度やってしまえば、あとは極稀に見直す程度です。
その一度マスターするまでは大切な相棒になるような本を
見つけて欲しいと思っています。(なかなか無いのですが…)

そんな中でも、私が使った2冊を紹介したいと思います。

総合英語Forest 6th edition
総合英語Forest 6th edition

網羅性があって、解説が分かりやすいと評判のフォレストです。
高校生向けの参考書として売られていますが、やり直しの社会人にも推薦できます。

私の学習法がしやすいように良質な例文も多いのでオススメです。

また日本語での解説にどうも馴染めない方は
English Grammar in Use With Answers (Book & CD-ROM) : A Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Students of English , Intermediate
English Grammar in Use With Answers (Book & CD-ROM) : A Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Students of English , Intermediate

が定評があります。海外の英語学校でも良く使われている書籍です。
こちらはさらに量が膨大なので、私のやり方でするならある程度
音読する文を選別して音読して進めることをオススメします。

さらにシリーズになっていて、Basic,intermediate,advanceとレベル分けされています。
まずはIntermediate(中級)を試してみると良いでしょう。

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